動物を飼うにあたって、定期的に病気の予防が必要です。
犬ちゃんで1年に1回義務付けられているのが狂犬病ワクチンです。狂犬病は人畜共通感染症で、日本での発生は見られませんが、世界中で多発している恐ろしい病気です。また、混合ワクチンは犬猫ともに年に1回接種する必要があります。
ウイルスによる伝染病の治療は困難なため、ワクチン接種によって病気に対する抵抗力(免疫)をつけて予防することが効果的です。ワクチンの種類は様々で、その子の住む地域や環境などによって使い分けることもできますが、判断は獣医師にご相談ください。
また、月1回予防しなければいけないのがフィラリアとノミダニ予防です。フィラリアは蚊に刺されることにより感染するので、蚊が発生する時期に合わせて飲み薬や滴下剤などでの予防が必要です。ノミダニは痒みや皮膚炎を引き起こすだけでなく、伝染病を媒介する危険性もあるので、気温が13度を超える時期では予防が大切です。
当院にかかりつけの皆様には、診察のタイミングやハガキなどで適切な接種時期をお知らせしています。
ご来院されましたら、まず受付で診察券をお出しください。保険(アニコム、アイペット)に入っている場合は、その際に保険証も一緒にお出しいただけると確認がスムーズに行えます。
続いてご来院の理由も簡単にお聞きしますので、どうされたかお話しください。詳しくは後で獣医師が引き継いで担当しますので、「予防接種」「下痢をしている」など簡単な内容で構いません。
また、初診で来られた方は、受付にて「初めてです」とお伝えください。問診票をお渡ししますので、飼い主様の住所などの情報や動物の情報をご記入ください。
分かる範囲で大丈夫ですので、詳しくご記入いただけると助かります。
お名前をお呼びしましたら、獣医師にご来院の理由を詳しくお聞かせください。
言葉が話せない動物は、今の状態や調子の悪いところをお話することはできません。その場合いつも一緒にいる飼い主様のお話がとても大切になります。元気や食欲はあるか、オシッコやウンチはいつもどおりか、吐いたりはしていないかなど、どんな細かいことでもいいので教えてください。
飼い主様としては、動物の調子が悪いと大きな病気かどうか不安になると思いますが、落ち着いてお話してください。病院にご来院いただく前に、動物の様子をメモなどにまとめていただくと、スムーズにお話ができると思います。
問診でお話しいただいた内容を確認し、診察を始めます。
触診や目視検査、身体検査をしてから、必要に応じて追加の検査を実施します。
血液検査やレントゲン検査、超音波検査など追加の検査は様々ありますが、診察だけでなく検査もするとなると、動物にとても負担がかかります。負担を少しでも減らすため、必要な検査のみを実施するように心がけています。
また、なるべくスムーズな検査を行うようにしていますが、お待たせしてしまう可能性があります。緊急性のない場合は、後日検査結果をお伝えいたします。
問診や診察、検査結果などを元に、病気の診断結果をお話します。病気の内容やなぜこの病気になったのかなど、原因をご説明しますので、分からない点があればその都度お尋ねください。
治療計画については、治療内容や治療のメリット・デメリットをきちんとお話し、飼い主様にご理解いただけるよう、優しい言葉でお時間をかけて丁寧にお伝えいたします。
治療を実施していくか、どの治療を行っていくのかなどのご判断は、飼い主様にしていただいております。飼い主様の許可なく治療を実施することは絶対にありません。
診察が終わりましたら、待合室にてお待ちください。順番にお呼びいたしますので、受付でお会計をお願いします。
お支払いは現金もしくはクレジットカードも対応しております。
投薬が必要な治療の場合は、お会計のタイミングでお薬の説明も一緒にいたします。お薬の説明やお会計の中で気になる点や分からない点がありましたら、何でもご質問ください。
また、診察内容や薬の調剤などによって、お会計の順番も前後する場合がありますので、ご了承ください。