避妊手術や去勢手術は、繁殖をしない場合はしておくべきだと考えております。
手術するデメリットとしては、全身麻酔を行うため、多少なりとも体に負担がかかることと、ホルモンのバランスが変わるため、手術後に太りやすくなることです。ただこのデメリットと比較して、手術をするメリットはとても多いです。
避妊/去勢手術は、望まない繁殖を避ける他にも、子宮蓄膿症や精巣腫瘍、前立腺肥大や肛門周囲腫などの病気を防ぐこともできます。また発情期によるストレスを軽減するメリットもあり、マウンティングなどの問題行動を起こしにくくなります。
手術の適正期は、避妊手術は生理が始まる前、去勢手術も生殖能力が完成する前が望ましく、だいたい生後6ヶ月から1才までです。もちろん発情期が始まってからでも手術は可能です。
遠藤動物病院では、飼い主様に避妊/去勢手術のメリットとデメリットをしっかりご説明し、手術するかどうかをきちんと選んでいただいております。分からない点がありましたら、お気軽にご相談ください。
ご来院されましたら、まず受付で診察券をお出しください。保険(アニコム、アイペット)に入っている場合は、その際に保険証も一緒にお出しいただけると確認がスムーズに行えます。
続いてご来院の理由も簡単にお聞きしますので、どうされたかお話しください。詳しくは後で獣医師が引き継いで担当しますので、「予防接種」「下痢をしている」など簡単な内容で構いません。
また、初診で来られた方は、受付にて「初めてです」とお伝えください。問診票をお渡ししますので、飼い主様の住所などの情報や動物の情報をご記入ください。
分かる範囲で大丈夫ですので、詳しくご記入いただけると助かります。
診療時間:月曜~土曜 AM9:00~12:00 PM14:30~18:30
祝日・第3土曜 AM9:00~12:00
お名前をお呼びしましたら、獣医師にご来院の理由を詳しくお聞かせください。
言葉が話せない動物は、今の状態や調子の悪いところをお話することはできません。その場合いつも一緒にいる飼い主様のお話がとても大切になります。元気や食欲はあるか、オシッコやウンチはいつもどおりか、吐いたりはしていないかなど、どんな細かいことでもいいので教えてください。
飼い主様としては、動物の調子が悪いと大きな病気かどうか不安になると思いますが、落ち着いてお話してください。病院にご来院いただく前に、動物の様子をメモなどにまとめていただくと、スムーズにお話ができると思います。
問診でお話しいただいた内容を確認し、診察を始めます。
触診や目視検査、身体検査をしてから、必要に応じて追加の検査を実施します。
血液検査やレントゲン検査、超音波検査など追加の検査は様々ありますが、診察だけでなく検査もするとなると、動物にとても負担がかかります。負担を少しでも減らすため、必要な検査のみを実施するように心がけています。
また、なるべくスムーズな検査を行うようにしていますが、お待たせしてしまう可能性があります。緊急性のない場合は、後日検査結果をお伝えいたします。
問診や診察、検査結果などを元に、病気の診断結果をお話します。病気の内容やなぜこの病気になったのかなど、原因をご説明しますので、分からない点があればその都度お尋ねください。
治療計画については、治療内容や治療のメリット・デメリットをきちんとお話し、飼い主様にご理解いただけるよう、優しい言葉でお時間をかけて丁寧にお伝えいたします。
治療を実施していくか、どの治療を行っていくのかなどのご判断は、飼い主様にしていただいております。飼い主様の許可なく治療を実施することは絶対にありません。
飼い主様に治療計画をご説明し、ご了承いただいた後は、治療を開始していきます。
治療内容は動物や病気の状態によって様々ですので、治療に時間がかかったり、入院して行わなければいけなくなったりする場合もあります。治療するにあたって気になる点や分からない点は、いつでもお気軽にご質問ください。
また、治療をしていくにあたって追加の検査や治療が必要になる場合がありますが、その際も必ず飼い主様にお伝えし、飼い主様の許可を得てから実施させていただいております。
診察が終わりましたら、待合室にてお待ちください。順番にお呼びいたしますので、受付でお会計をお願いします。
お支払いは現金もしくはクレジットカードも対応しております。
投薬が必要な治療の場合は、お会計のタイミングでお薬の説明も一緒にいたします。お薬の説明やお会計の中で気になる点や分からない点がありましたら、何でもご質問ください。
また、診察内容や薬の調剤などによって、お会計の順番も前後する場合がありますので、ご了承ください。
だいたい10-14日後に来院していただき抜糸を実施して治療終了となります。